ESG開示の現状

 先日、クライアント様の企業の経理担当者として活躍した後転職され、今はとある大手企業グループの上場子会社にてESGの開示担当をされている方とお食事に行く機会がありました。ESGとは「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」の頭文字を取った言葉です。近年、ESGの観点から投資先を選定する「ESG投資」も注目されています。例えばブランド総合研究所(東京都港区)がリリースした国内有力企業のSDGsの取り組みを消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」では、1位は「トヨタ自動車」、2位は「イオン」、3位は「ユニクロ」となっています。

 食事をしながらSDGsとESGとの違いもよく分かっていない私に色々とご説明して頂いたわけですが、実情としては、B to B企業の場合、そう簡単な取り組みではないということでした。しかしながら社会の関心が高まる中で、投資家からも取り組みが求められているため、取り組みは必須とのことでした。

 そのような状況では、以下のような取り組み例があるようです。。。
 ・ 二酸化炭素の排出の削減として営業車の所有をゼロに ・・・ その代わりにカーシェアリングを使用
 ・ 自然エネルギーの作られた電力を購入 ・・・ 通常の電気料金より高い

 もちろんSDGsの取り組みは重要ですが、例えば欧州の電気自動車の義務化にみられる日本勢のガソリン車の省エネ技術に対抗するためのゲームチェンジャーの側面も見受けられます(ウクライナ侵攻によるエネルギー不足というしっぺ返しを受けているわけですが)。

 なお食事は『梅田 鮨 よこ田』さんで『鮨と天冨良 会席コース』を頂きました。大変美味しかったです。

 

税理士 三木孝夫

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